引退か?仲間のためにも

中学最後の大会真っ只中。この試合に勝てば県大会出場が決まる大一番の試合。私は小学校からサッカーをしてきましたが、あんなに緊張する試合は初めてでした。

試合はこおちゃくじょうたいが続き難しい試合になっていました。そんな時、私のチームメイトが強く頭を打ち負傷退場と、なりました。私達のチームは動揺の色を隠しきれず、立て続けに攻められていました。そしてハーフタイムになり監督が言いました。「お前らの出来ることは勝って県大会出場を決めて、あいつをまたプレーさせることだ。」と。私達チームから動揺は消えました。あいつをこんな所でこんな形で引退はさせない!皆その気持ちで必死にプレーしました。攻め込まれる部分が多かったですが、皆気持でプレーして必死にゴールを死守しました。それでも決着はつかずPK戦になりました。私達は強く願いました。あいつを再びプレーさせたい!皆その気持ちでいっぱいでした。すると相手の5人目のキッカーが外しました。次私が決めたら勝利決定!私はとても緊張しました。でも絶対に決めると言う思いしかありませんでした!私は見事に決め、勝利を収めました!

チームメイト1人の為に、皆んなが全力を尽くす。とても素晴らしい事だと思った!

日本代表 内田篤人

内田篤人シャルケに所属している時の話です。その当時は東北大震災で数多くの被災者が出ていました。なので内田篤人は、ユニフォームの下の下着にメッセージを書いて、東北の人々を元気付けようとしました。それを見ていた、チームメイトの、ノイアーは「それを見せるのか?」内田篤人「勝ったら見せる、負けたら見せない」ノイアー「じゃあ見せれるな、ゴールは俺が守ってやる」と言いました。

試合はシャルケは1点を先制するものの、ノイアーのミスから1点を奪われ、同点のまま時間は刻一刻と終わりえ近づいていきます。このままでは内田篤人は東北の人々にメッセージを送る事ができません。しかし後半残りわずかノイアーが自陣から相手自陣へ大きなロングパス、それが点へと繋がり、2-1でシャルケの勝ち。内田篤人は東北の人々にメッセージを送りました。内田篤人のように小さい力かもしれないけれど、1人1人が東北の人々のために何かをやってあげたいと言う気持ちが大切なんだと思いました。1人1人が団結すればとても大きな力になる。東北の人々からしたらとてもありがとう事だと思いました!私も何か小さなことでも積極的にやって行きたいと思いました。

1人1人が誰かのために全力になる事が大切と思いました。

悪魔の8分

私がサッカーの試合をしていた時の話です!その日はちょうどリーグ戦の第1節で初戦なので、これを勝って流れに乗りたい大事な試合でした!

私のチームは前期無敗でこの後期の1節目を迎えたので少し心に油断があったのかもしれません。

いざ試合が始まると、試合は完全に自分達のペースで進んでいきました。前半だけで2-0。そして後半も自分達ペースで試合を運んでいき、1点を追加し合計スコア3-0。私達チームは誰もがこの試合に勝った!と思っていたと思います。しかし後半残り15分を過ぎたあたりから、その油断もあってか、流れが相手側のペースになっていきました。それでも残り10分程度、負けるはずがない。

しかし、残り8分で1点を返され、まぁーまぁー1点だし大丈夫と思っていたら、立て続けに2点目、3点目と、点を取られ、挙句の果てには、後半残り1分で逆転!8分間で4点も取られ逆転負けをしてしまいました!

あの時の気持ちはとても、悔しかったです!

油断は禁物!悪魔の8分!

少年とキングカズ


リーグが始まった年だから、もう何年前になるんだろうか。

名古屋の栄の焼き肉屋へ家族で行ったときのことである。

座敷席にカズさんと北沢選手と、数人の女の子がいた。多分遠征中だったのだろうか。

当時高校生の俺の弟はサッカーをやっていた。 

せっかくだからと、尻込みする弟をカズさんの前へ連れて行って、

「お楽しみのところすいませんが、弟がサッカーやっているんで、

何か言葉をいただけると励みになるんですが。」と口にした。


カズさんは「お、サッカー少年か」と楽しそうに言いながら、

座敷席の奥からわざわざ立ってこちらへ来てしゃがみ込み、弟と目線を同じ高さにしてくれた。

「サッカー少年は勉強がよくできるか?」と、いきなりキングは弟に聞いた。

弟の成績はそれなりによい。弟はうん、と答えた。


するとキングは「頭のいいやつは、トップ下MFがあってる」と、カリオカ、ラモスの名前を挙げた。

さらに何かを言おうとするキングに連れの女の子が「ねえまだー」と露骨にいやそうな顔をしていた。

カズは、振り返って一言言った。

表情は向こう向きだったから、わからなかったのですが、多分厳しい顔をしていたのだろう。


「うるさい。俺たちは今サッカーの話をしているんだ」

少年とホームラン

アメリカのとある地方に野球観戦が大好きで、

しかし、目の見えない少年がいました。 

少年は大リーグ屈指のスラッガーである選手にあこがれています。 

少年はその選手宛にファンレターを書きました。


「ぼくは、めがみえません。でも、毎日あなたのホームランを 

たのしみにしています。 

しゅじゅつをすれば見えるようになるのですが、こわくてたまりません。 

あなたのようなつよいこころがほしい。ぼくのヒーローへ。」


少年のことがマスコミの目にとまり、二人の対面が実現することになりました。 

カメラのフラッシュの中、ヒーローと少年はある約束をした。

今度の試合でホームランを放てば、少年は勇気をもって手術に臨む、と。 

そして、その試合、ヒーローによる最後の打席。2ストライク3ボール。 

テレビや新聞を見た多くのファンが、スタジアムで固唾をのんで見守り、 

少年自身も、テレビの中継を祈る思いで聞いています。 


ピッチャーが投げた最後のボールは、 

大きな空振りとともに、キャッチャーミットに突き刺ささったのです。

全米から大きなためいきが漏れようとしたその時、 

なんと、スタジアムの実況はこう言いました。

「ホームラン! 月にまで届きそうな、大きな大きなホームランです!」


サッカー選手 カカ

お父さんはエンジニアでお母さんは大学教授で、幼い頃から名門サンパウロでプレーし、

小学生の頃サンパウロジュニアで日本の山形に短期滞在して、その時お世話になった老夫婦の恩を忘れずに、

ずっと手紙を書き続け、02年ワールドカップで日本に来たときに

自分の試合のチケットを老夫婦に送り、その当時貰ったこいのぼりのおもちゃや5000円札を今でも大切に持っていて、18歳の頃、プールで飛び込みをした時に、脊髄を損傷し視力がかなり落ちても夢を諦めず必死にプロになり、

サンパウロからミランに移籍する時に、カカが受け取るはずだった移籍金1億6千万を、

サンパウロに恩を感じていたカカがそっくりそのままサンパウロに渡した。

そのためミランが、もう一度カカに1億6千万払ったのだ。


イタリアの名門ACミランに移籍して富と栄誉を手にして、昔から付き合ってる幼馴染は

クリスチャン・ディオール・ブラジルの偉いさんのご令嬢で、

すんごい美人で料理が上手なのにメディアにしゃしゃり出たりせず、

ミラノの大学に在学中で結婚の約束をしているのに、正式に結婚するまではセックスはしないと誓い、

それを頑なに守った。

富と名誉をも手にした今でも、ファンサービスに応じるために他の選手より早く練習場に行き、

待ち構えているファン一人一人にサインしてあげたりする。

カカなんて大したことない。

男の中な男


カズが、読売ヴェルディ時代に、 甥っ子連れてサッカー場行った時の事である。

カズは当時、絶大な人気だった。

あれだけ人気なんだからきっと天狗にでもなっているんだろうなと思っていた。

試合が終わり、甥っ子が、どうしてもカズのサイン欲しいと、言いだすものなので、

近くに居たヴェルディーファンに「どうしたらもらえますか?」と聞いたら

チームバスで来ていたら、それに乗り込む時にもらえるかもしれませんよと教えてもらったので、

そこに連れて行ってもらった。するとカズが現れた。

前の方にいた甥っ子と自分は、 周りの黄色い声に、圧倒されてたじろいでいた。

そして甥っ子は、怖くなって色紙とサインペンを持ちながら泣いていた。

そしてカズが、前を通り過ぎようとしていた。 勇気を振り絞って甥っ子が、色紙とサイン

ペンを一生懸命差し出したのだが、 近くに居た、ギャルっぽい女が甥っ子を押しのけて、

サインをもらおうとしたその時、


「小さい子供いるのが見えないのか?」


と女に言い放ち 自分の甥っ子の頭をなでて、 満面の笑顔で


「大きいサインあげるから泣かないで」


と、 色紙いっぱいにサインしたのだ。