器のでかさ
2000年当時、巨人に所属していた清原選手は、故障がちで打撃不振に悩んでいた。
二軍落ちすると、オーナーから「勝てる要因が増えた」などと酷評されていました。
その清原選手は、同じポジションを争うライバル関係だった同僚の外国人の、
マルティネス選手に対して許せない思いを抱いていた。
清原選手は苦労して肉体改造して体を鍛え上げているのにもかかわらず、
マルチネス選手は、スポーツ選手とは思えない巨体を揺すりながら、凄い打球を飛ばしていた。「何でワイがあんなデブに負けるんや!」
その後、必死に頑張ってやっとの思いで一軍復帰した清原選手。
そして、復帰後初ホームランを放った時の事でした。
ゆっくりとダイヤモンドを一周し、ベンチに戻ると、
他のナインに混じってマルティネス選手が大喜びで祝福してくれたのです。
その時、清原選手は思いました。
「ワイが復活したらマルちゃんはポジションを奪われるかも知れへんのに・・・」
「マルちゃんは自分のことのように喜んでくれた。」
「ワイは何てつまらん、小さい男や。」
それ以来、清原選手はマルちゃんを親友と認めるようになったそうです
後悔が突き動かす
私が中学生の時の話です。私はサッカー部でした。そと当時は中学生活最後の大会の時期でした。私は高校ではサッカーをやらないと決めていたので、悔いのないようにすべて出し切ろうと思って、練習から一生懸命頑張っていました。大会当日、1回戦の相手は前評判で言えば、まー余裕で勝つであろうと言う相手でした、
私は正直、余裕だと思っていました。試合前から相手を見下し、試合中もいつか点は入るだろう、結果はそのまま前半も後半も得点は奪えずPKで負けました。私は負けて気付きました。相手の必死さに。あんなに後悔しないように一生懸命やると言っていたのに結果はこの様、私は私に腹が立ちました。この結果で私は高校でもサッカーをやりました。二度とこの過ちを犯さない為に。
10秒の勇気
私は学生です。ある日私が授業を受けている時の事です。その授業は、何百人もの生徒が一気に受ける授業で、質問する生徒など1人もいません。私もいつも通り、ただたんたんと授業が終わるのを待ちながら、授業を受けていました。私の席の2列前の席に、自分の力では歩けない車椅子の生徒が1人で授業を受けていました。その生徒が突然大声でこう言いました「誰か私をトイレへ連れて行ってくださいお願いします」。その生徒は何度も叫びました。本当に漏れそうだったのでしょう、段々と声も荒くなり何度も叫びました。その時私は、とても、近くに座っていたので、行ってあげようか、いやこんな人がいるから誰か行くだろう、この気持ちで約10秒程度迷っていました。するとその生徒が泣きながら、尿を漏らしてしまいました。私はとても悔しかった!私がたった10秒前ちょっとの勇気を振り絞って、連れて行ってあげれば、この生徒はこんな恥ずかしい思いをする事はなかったのだと。